ADHDの新薬インチュニブを服薬し始めた小学2年生の息子・とらちゃん。
早いもので、服薬3週目を終えました。
ここまでの変化についてまとめておきたいと思います。
(今回もアップが遅れてしまいましたので、リアルタイムの記事でなくなってしまいごめんなさい<(_ _)>)
インチュニブ、学校での成果は…!?
薬疹疑惑も晴れ、毎日飲み続けたインチュニブ。
一番気になる、学校生活での変化は…??
残念ながら、良い結果には繋がっていないようです(>_<)
相変わらず授業中の暴言や鼻歌、それに加えて、最近は、クルクルとその場で回り続けたり、大声で奇声を上げることもあるよう。
今週、たまたま、放課後等デイサービスの利用計画作成でお世話になっている支援員さんとの面談があったのですが、
「学校生活で随分辛い思いをしているのではないかな…。」
と心配してくださっていました。
家や放課後等デイサービスでは、薬の効果か、落ち着きを見せているのですが、どうしても肝心の学校生活ではうまくいきません。
最近、学校での話をしていると、とらちゃんの口から
「どうせボクなんか…。」
というような投げやりな言葉を聞くことも多くなってきました。
学校生活では、
① 外部刺激が多い
② 自己肯定感が下がりがち
という2つの課題があるため、上手く薬の効果やソーシャルスキルトレーニングの成果が発揮されないのではないか…というお話でした。
確かにその通りかも知れませんね^^;
ただ、この2つは本当に密接にかかわる難しい問題で、
周りがとらちゃんのことを大切にしてくれる
↓
かまってもらえると、それが外部刺激となり、テンションが高くなる
↓
衝動性が高くなり、思わず奇声を発したり、歌い出したりしてしまう
↓
友達が注意してくれる
↓
暴言を吐いたり、手を出したりしてしまう
↓
みんなに責められる
↓
自己肯定感が下がる
という構図ができあがってしまっているように思います。
せっかく周りに「肯定」してもらえ、認めてもらえても、それがきっかけで自分の感情をコントロールできなくなり、結局自己肯定感を下げてしまう。
そんな切ない負のスパイラルに陥ってしまっているのではないかと思われるのです。
その点、家や放課後等デイサービスでは、ほめられてもそれほどテンションが上がりきることはありません。
そのため、例えば…
インチュニブの効果か、じっと椅子に座ってられる
↓
褒められる
↓
嬉しくなってもっと頑張る
↓
もっと褒められる
↓
もっと頑張る
というプラスの相乗効果が生まれ、上手くいくときが増えてきているのではないかと感じられます。
まずはもう少し自分のテンションをコントロールできるようになったら、学校でも良い結果に繋がると思うのですが…、なかなか難しいところですね(>_<)
インチュニブ、家での効果は…?
家での生活は、私が、
「インチュニブを飲んで落ちついているとらちゃん」
に慣れてしまったせいか、前ほど、
「わ~、薬が効いてるなぁ!」
と感じる出来事は少なくなってきたように思います。
ただ、やはり、机の前に座るとき、
「椅子から落ちないかな…」
と心配することはなくなりましたし、一緒にテレビを見ていても、画面に映る人たちにあわせて身体を動かすことも減ってきたように感じます。
依然、こだわりは強い状態で、とりわけ、
● 消しゴム
● 手洗い
など、ゴミや汚れに関しては必要以上にこだわってしまいます。
また、一つ一つの細かい動きについて、私に確認することも増えてきました。
「ここにご飯粒が付いているけど、どうしたらいい?」
「スリッパに触ったけれど、手を洗った方が良いかな?」
「床に触れちゃってごめんなさい。」
???
どうして、こんなに確認してくるのか、さらには、謝られるのか…。
正直私自身思い当たることがありません。
というのも、私は恥ずかしながら、かなりがさつな性格^^;
ちょっとぐらい落ちたものでも、水で洗えば食べられるんじゃない~( ̄∇ ̄)
というような軽いノリで生きています(これも問題アリですが…苦笑)。
もちろん、特に、
「床に触れたらダメでしょ!」
といった覚えもないのですが…。
もしかして、反面教師にしているのでしょうか…?_| ̄|○
あと、もう一点、予定の変更にも今まで以上にこだわりを見せるようになった気がします。
先日、放課後一緒に遊んでいたお友達が、自分のママに確認することなく、とらちゃんに
「晩ごはん食べて帰っていいよ。」
と伝えました。
きっと深く考えることなく、
「そうなれば良いのにな~」
ぐらいの気分で言ってくれたのだと思います。
けれども、これを真に受けたとらちゃん、さあ、大変です!
私がいくら
「無理だよ。今日は妹さんの習い事があるみたいだから、そろそろ帰ろう。」
と説得しても聞きません。
今までは、
「妹の習いごとがある」
というような具体的な理由を伝えれば、たいていすぐに引き下がってくれていたのですが…。
泣きわめく、暴れる、暴言を吐く…で、相手のママさんはもちろん、慣れているはずのとらちゃんの妹・ねこちゃんまでビックリして半べそをかいてしまう始末。
こだわりはもちろん付き合う周りも大変ですが、度を超すと一番辛いのは本人。
何とかしてやることができれば…とは思うのですが、無理矢理こだわりをやめさせるのも、もちろん大きなストレスになるはず。
とらちゃんの場合は、スッと理屈が頭と心に染めば、何とか止められるのですが、一度こじれてしまうと大変です。
好きでやっているこだわりはとりあえずいいとして、自分も辛くなってしまうこだわりは、何とかしてやりたいなぁ、と思う今日この頃です。