発達障がい児、運動会に臨む!練習編

広汎性発達障がいを持つとらちゃんは、今年、小学3年生。

小学校に入って3回目の運動会に臨みます。

うちの地域は、いつも9月の終わりか10月の初め頃に運動会を行います。

そのため、練習は9月の初頭からのわずか1カ月間。

今回は、台風の到来や秋雨前線の影響もあり、なかなか思うように練習ができていないようですが・・・。

今日は、発達障がい児とらちゃんの運動会の練習光景にスポットを当ててみましょう☆

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発達障がい児、運動会の練習風景

プールが終わり、運動会の練習1日目、とらちゃんの姿は、元気に80メートル走に取り組む生徒たちの中に・・・。

・・・ありませんでした

朝着ていった私服のまま、見学をするとらちゃん。

どうやら、間違いなく体操服を持って登校したのに、行方不明になってしまったよう_| ̄|○

あとから分かったことですが、どうやら手提げカバンの中に入れたままだったのが見つけられなかった模様。

最近、非常に目立っている「不注意」の特性が最大限に発揮され、何と初っ端からまさに言葉通り「スタートライン」にさえ立てなかったというわけです(ToT)

とらちゃんは、人並み以上に音に敏感な性質を持っています。

そのため、習っていなくてもピアノが弾けたり、些細な音の違いを聞き分けられたりするのですが、運動会ではその「長所」が裏目に出がちです。

どこの学校でも必ず行われる「徒競走」。

普段の練習は先生の鳴らすホイッスルにあわせてスタートすることがほとんどですが、本番はピストル

走るのはそれほど遅いわけではないのですが、この音にひるんでしまって、大幅に出遅れてしまうのです。

わずか100m足らずの距離ですから、スタートの失敗はイコール「ドンケツ」

応援している私たちにとっては、非常に不満の残る結果になってしまうのです。

とはいえ、幼稚園の頃は、ピストルの音が怖くて、ずっと耳を塞いでいたとらちゃん。

それに比べれば、随分成長したのですが・・・。

本人は「ぼくは追い込みタイプだから・・・。」と言い訳していますが、本当は内心悔しいはず。

毎週1回通っている運動療育型の放課後等デイサービスでも、スタートの練習をしてもらっているのですが、残念ながらピストルは使えないため、本番はどうなることやら・・・。

普段から暇さえあれば鼻歌を口ずさみ、創作ダンスを踊っているとらちゃん。

そのため、運動会恒例のダンスはお手の物です。

誰よりもノリノリで踊るため、逆に羞恥心が出てきて照れながら踊る同級生たちとはズレてしまっているようにも見えますが・・・^^;

これは素直に「上手!」と褒めておきたいところです^^

ただ、問題は、体育の時間が終わった後も踊り続けてしまうこと。

切り替えが苦手というのは、とらちゃんの持つ大きな大きな特性の1つ。

どうも毎年運動会前のこの時期は、学校でも落ち着きがなくなる傾向にあるようです(>_<)

学年が上がってくるにつれ、難易度が上がってくるのが団体競技です。

今年は、どんな内容なのかまだ知らされていませんが、おそらく友達と協力して取り組まなければならないはず。

コミュニケーションを取る、空気を読む、息を合わせる・・・という不得意のオンパレードを乗りこえて、何とか成長の跡を見せて欲しいところです。

と色々書いてきましたが、運動会の練習が続くこの時期、実はとらちゃんにとって本当に辛いことは、1つ1つの競技内容ではありません。

毎日のスケジュールが読めない

これこそが、とらちゃんを不安定にする最大の原因です。

普段は、ある程度、時間割通りに進む学校生活。

でも、運動会練習の時期はそういうわけにはいきません。

雨が降れば中止になることもありますし、他の学年と時間を融通し合い、予定とは全く違う時間に体育館で練習することもあるでしょう。

この「見通しのきかない毎日」こそが、発達障がい児・とらちゃんを苦しめる最強の敵だったのです。

とりあえず、

予定は変更になる可能性があります。

という一文をホワイトボードに書き、毎朝読み上げてから学校に行くことで、少しでも平静に近づけるよう努力していますが・・・。

きっと学校では荒れているんだろうな・・・_| ̄|○

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