ADHDの新薬インチュニブ、小学生の息子が服用始めました!6日目の記録

ADHDの新薬インチュニブを飲み始めてから、今日で6日目を迎える小学2年生の息子・とらちゃん。

いまいち効果は現われないのですが、昨日ぐらいから、もしかすると副作用かなと思われる現象が現われてきました。

昨日は習い事中に居眠りをしてしまうという前代未聞の出来事も。

さて、本日6日目はどうなることやら…。

朝方、妹ねこちゃんの咳で起こされたとらねこママ。

明らかな喘息とまではいかないのですが、「喘息様(ぜんそくよう)」と言われているねこちゃん。

この時期の冷え込む朝は、突然、寝ながら咳き込むことも多いのです。

そして、もともと眠りの浅い、私ととらちゃんは、いつもこの咳で目が覚めてしまいます。

(咳き込んでいるねこちゃん自身は、全く目覚めないのですが…^^;)

この日も、かなり咳き込んでいたので、ねこちゃんを抱きかかえつつ、「あぁ、かわいそうに、またとらちゃんも朝早く起こされてしまうな…。」と思っていたのですが…。

どれだけ咳き込んでいても全く起きません!

かなり大きな音をたてていたと思うのですが、深く眠っているためか、いつもは敏感に反応するとらちゃんが全然目覚めないのです。

思わず「生きてる!?」と思い、抱きかかえていたねこちゃんを放り出し、とらちゃんの寝息を確認するほど驚いてしまいました。

薬の影響かどうかはわかりませんが、随分眠いことは間違いなさそう。

結局、昨夜8時に寝たとらちゃん、ねこちゃんの咳にも負けず、7時まで爆睡しました。

「ボク、1日のうち半分も寝てるね…。」

思わずそう呟いたとらちゃん。

まあ、「寝る子は育つ」ともいうので、しっかりと眠れることは悪いことではないのでしょう。

朝食時、自分の好きなパンではなかったとらちゃん。

朝から食が進みません。

「ボク、甘いパンが好きなんだ。もうコレ買わないでね。」

とかなんとか文句を言いながら、結局一口しか食べることができませんでした。

ただ、この日は前日とは違い、「薬を飲もうね。」と約束した時間ちょうどにきちんと自分の部屋に来ることができました。

インチュニブも、ゼリー状のオブラートを使い、見事一気に飲み込んで満足そう。

でも、なぜか5分後ぐらいに「ねえ、口の中にお薬残ってない?」と口を大きく開けて確認を求めてきました。

何か違和感でものこっていたのでしょうか。

いくら覗き込んでも何もないように見えるのですが…?

朝の用意も素早くできたとらちゃん。

起きてからは特に眠そうな様子もなく、颯爽と手を振って学校へと向かっていきました。

放課後になり、いつも通りお迎えに行きましたが、下校時間になってもなかなか出てきません。

予定時間から30分ほど経過して出てきたものの、なかなかこちらに近寄ってこようとしません。

「どうしたの?」と聞くと、「学校で大きな声で泣きわめいちゃった…。」とのこと。

一生懸命事情を話してくれるのですが、まだ興奮状態が続いているようで何を言っているのかよくわかりません。

とりあえず、妹の習い事の時間に遅れてしまっていたので、そちらへと向かいます。

いつもは妹のレッスン中、比較的大人しく後ろで宿題をしているのですが、この日は上手く進めることができません。

机がガタガタするとか、筆箱を忘れたとか、大きな声をたて、妹ねこちゃんの先生に「今日はどうしたの?疲れているの?」と心配される始末。

また、その質問が気にくわないのか、関係の無い先生にまで食ってかかっていきます。

途中トイレを借りたのですが、戻ってくると「なぜか分からないけれど、トイレがビシャビシャでした。」とこれまた大声で訴えます。

今日のレッスンは私たちが最初のはずなので、おそらく本人が汚したのだと思うのですが、いくら聞いても認めません。

私もむやみに疑いたくないのですが、ねこちゃんの先生であるため、とらちゃんのことをそれほどよく知らないということもあり、その場が少し険悪な雰囲気になってしまいました。

それでいよいよペースを乱してしまったのか、

「もうボクの心はおかしくなってしまいそう!」

とか

「ここはどこか分からなくなってきた!」

など少し心配な言葉も飛び出してきました。

何とかレッスンが終わり、車に戻りましたが、まだ何と言っているのかわからないような奇声をあげ続けています。

心配になり、精神科に電話して連れて行こうかとも思いましたが、ふと帰ってきてすぐに訴えていた「学校で泣きわめいた」という話が気になりました。

まだ担任の先生が学校に残っておられる時間だったので、思いきって電話してみることに。

学校では、薬を飲み始めた後もこれまでと変わりなく、授業中奇声を発したり、他のことに集中してしまい自分自身の作業が遅れることが多々あったようです。

特に今日は、最後の時間に、年度終わりの発表会のための学年合同練習があったようで、色々と上手くいかないことが多かったそう。

給食もほとんど食べられないまま、放課後を迎えたとのことでした。

眠たそうな様子は全くなくむしろハイテンションな状態が続いているようです。

まったくやる気がないのではなく、頑張ろうとして間に合わなくなり、余計にジレンマが生じているのではともおっしゃっていました。

今日は朝もしっかりと食べられなかったし、給食も食べられなかったのなら、それもイライラの原因の一つかな…という気がしてきました。

昨日はこれぐらいの時間に習い事で寝てしまったので、もしかしたら眠たくてグズグズ言っているのかもしれません。

外の風に当たりながら、少し2人でゆっくりとお話ししてみることにしました。

とらねこママ「今日はいっぱいのことを頑張ろうとしていたんだってね、先生が教えてくれたよ。」

とらちゃん「でも、どれもできなかったもん。」

とらねこママ「すぐにはできないかもね。今日ダメだったら、明日リベンジしたら良いって、先生も言ってくれてたよ。」

とらちゃん「…さっきは大きな声だして、ねこちゃんに迷惑かけてごめんなさい。」

少し落ち着きを取り戻したようです。

その後は、特にそれほど荒れることもなかったとらちゃん。

もしかすると、頭が回るだけに、「薬を飲んでいるから頑張れるはずなのに」というプレッシャーを感じていたのかもしれません。

そして、私自身もとらちゃんの言動に一喜一憂しすぎていたため、無言の重圧を与えてしまっていたのかも…。

「ねえ、空を見て!オリオン座が1時間でこんなにも動いたよ!」

空のお星様よりもキラキラと目を輝かせて、幸せそうな笑顔を浮かべるとらちゃん。

クラスメイトには迷惑を掛けっぱなしで申し訳ないけれど、薬が効いていてもいなくても、やっぱりとらちゃんにはずっと笑顔でいて欲しい。

そう思ってしまうとらねこママなのでした…。

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