広汎性発達障がいを持つ小学2年生の息子が、インチュニブを飲み始めたのは、2018年2月の半ば。
前の記事でも少し書きましたが、インチュニブを飲み始めてから、精神科で初めての診察がありました。
今回は、そのときの様子を記録に残しておきたいと思います。
(アップが遅くなってしまったため、実際は10日ほど前の出来事です。)
精神科での診察の結果、インチュニブの量は…?
実は、このADHDの薬・インチュニブ、まだ昨年2017年に発売されたばかりの新薬であるため、2週間ずつしか処方してもらえません。
実際、まだ小さな子どもですし、副作用も気になりますので、私もその方が安心です。
担任の先生が毎日書いてくださったこの2週間の学校での記録と私の家での記録を持ち、いざ、精神科へと向かいます。
ドクター「学校では、あんまり変わらないね。」
はい、それどころか、担任の先生からは
「ひどくなった」
と言われてしまいました…。
ドクター「外部刺激が強すぎるからだと思うんだけど。」
今、毎朝1mg飲んでいる量を増やすかどうか、ドクターも思案顔。
ドクター「家では効いてるみたいだし、このままの量でもう2週間いってみるか…。」
ということになりました。
量を増やさなかったのには、もう一つ訳があります。
インチュニブの副作用はほとんど感じられなかったとらちゃんなのですが、ここ数日、脇の下に気になる発疹が出てきたのです。
おそらく薬疹ではないだろう、ということですが、万が一のことを考えて、皮膚科で診察をしてもらってから、今後の服薬量を検討するということに決まりました。
本人は痒みなども感じていない様子ですが、薬疹だったとしたら、肝臓に負担がかかってしまっているのかもしれないとのこと。
いくら衝動性が抑えられるといっても、肝心のとらちゃんの身体自体がダメになってしまったら、元も子もありません。
幸か不幸か学校では薬の効果も見られないため、明日、皮膚科で診察を受け、薬疹だったらすぐに薬を中止することに決まりました。
学校の先生に電話して、診察内容を伝えると、
「全然効いてないから、飲むのを止めてもらっても、全く構いません!」
とのこと(T_T)
「えっ、止められと困ります!!」
というぐらいの効き目があったら嬉しいのですが…(>_<)
インチュニブの副作用!?薬疹かどうか確かめるために皮膚科へGO!
何はともあれ、次の日の朝、学校を半日お休みして、皮膚科に確認に行きました。
とらちゃんは発達障がいがあるものの、初めての場所でもそれほど人見知り、場所見知りしません。
初めて行く皮膚科でも、大人しく宇宙の本を読んでいます。
結局、1時間ほど待ちましたが、インチュニブの効果なのか、席を立つこともなく、じっと座っていることができました。
薬疹がインチュニブの副作用かどうかを診てもらうのですから、当然、発達障がいのことは先生にもスタッフの皆さんにもお伝えしています。
女性の先生は、
「身体に触れてもいい?」
と丁寧に声を掛けてから診察してくださるので、本人の動揺もほとんどありません。
結果…、
薬疹ではないことが判明しました。
どうやら、ウィルス性の病気、
「ジベル薔薇色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)」
ではないかとのこと。
お薬も飲み続けて良いとのことでした。
学校では効いていないとはいえ、飲み続けられるようで一安心。
とらちゃん自身も、インチュニブのことは気に入っていましたし、もっと副作用の強い薬に変わるのはイヤだったようで、とても喜んでいました。
ついでに、「こだわり」のせいで荒れまくりの手も診察してもらいました。
先生はこっちの方が心配とのことで、ヒルドイド軟膏とテクスメテンという強めのステロイド軟膏が処方されました。
手に薬を塗るときも、ちゃんととらちゃんに
「塗っていい?」
と確認してから。
「あなたは賢い子だから、ばい菌が入らないように手を一生懸命洗うのよね。
でも、洗いすぎると、手のバリアがなくなってしまって、余計怖いばい菌が入ってしまうの。」
ときっちりと説明してくださいます。
とらちゃんも、いつもより真剣に話を聞いているよう。
もしこれで、少しでも、手を洗うという「こだわり」が収まってくれたら…。
薬疹騒動のおかげで、思わぬ「ケガの功名」になるかもしれません!
とりあえず、薬疹疑惑も晴れ、また毎朝1mgを飲み続けることになったインチュニブ。
ジワジワと効果がある薬とのことですので、次の2週間こそ、しっかりと効き目が表れてくれれば良いのですが…。
一喜一憂しすぎることなく、気長に毎日を送っていきたいと思います!