発達障がい児、運動会に臨む!本番編

先日、広汎性発達障がいを持つ小学3年生、とらちゃんの運動会がありました。

今年は多くの小学校が、週末ごとにやってくる台風に悩まされたのではないでしょうか?

とらちゃんの学校も、やはり最初に予定していた土曜日・日曜日とも大雨・暴風に見舞われ、運動会どころの騒ぎではありませんでした。

運動会の前から、ずっと天気を気にしていたとらちゃん。

(くわしくはこちらの記事をご覧ください。)

でも、幸か不幸か、今年は台風接近に伴い、前日のうちに中止が決まりました。

さあ、仕切り直して、いよいよ本番。

いったいどんな運動会が繰り広げられたのでしょうか!?

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発達障がい児の運動会①徒競走

今年は台風直撃のため、平日に行われたとらちゃんの運動会。

そのためか残念ながら保護者の参加も例年より少ない気がします。

少しでも時間を短縮するため、PTA競技も中止となりました。

実は、なぜかPTA競技を何よりも楽しみにしているとらちゃん。

ちょっと悲しそうですが(私は正直ホッとしましたが^^;)、気を取り直して、自ら出場する徒競走に備えます。

今年から80メートルになった徒競走

カーブもあるため、1・2年生に比べ難易度が高くなっています。

競馬が大好きなとらちゃん。

「ボクは追い込み型だから・・・」

と言っていますが、当然、たった80メートルで追い込みが聞くわけがありません(笑)。

「逃げた方が良いと思うよ。」

とアドバイスをしておきましたが、いったいどんな作戦をとるのでしょう?

スタートのピストルが鳴りました。

音が苦手でいつも出遅れてしまうとらちゃんですが、さすがに3年目になって少し慣れたのでしょうか、今年はそれほど遅れることなくスタートを切りました。

・・・が・・・。

どんどんと抜かされてビリになってしまいました。

最初は走るフォームもよかったのですが、半分を過ぎた頃から、だんだんと足も上がらなくなったよう。

とらちゃんは、どのスポーツをするときも、頭でっかち。

よく言えば「理論派」なのでしょうが、頭で考えてから身体を動かすため、どうしてもぎこちなくなりがちです。

「やっぱり逃げなかった方がよかったかな・・・」

と感想を述べていましたが、そういう問題でも無いような・・・。

まあ、とりあえず無事完走できたので、よしとすることにします^^

発達障がい児の運動会②ダンス

音楽が大好きなとらちゃん。

リズム感がいいため、ダンスは得意。

抜群の記憶力も手伝って、あっという間に踊りを覚えることができます。

そのため、ダンスは徒競走などに比べ安心してみていられるのですが・・・。

問題はダンス前の待機時間^^;

だいたいどこの学校の運動会でも同じだと思いますが、出番が迫ってくると、入場門や退場門の脇で前の演目を見ることになるもの。

その場でとらちゃんは、ジッと座っていることができません。

出番を前に興奮しているのか、他の競技が気になるのか、すぐに立ち上がってしまったり、トラックの中に走り込んでしまったり・・・。

先生方が何とか制止し、待機場所に戻しますが、ウロウロソワソワ、見ているこちらがハラハラしてしまいます。

とらちゃんは、普段から衝動性も高いため、インチュニブという薬を毎朝2錠服用しています。

それでも、1度テンションが上がってしまうとなかなか多動はおさまりません。

実際のダンス以上に、待ち時間の過ごし方こそが、彼の一番の課題だなあと痛感しました。

発達障がい児の運動会③昼休み

とらちゃんの学校は、運動会の日、保護者と一緒に昼食をとらず、クーラーの入った教室に戻ってクールダウンの時間を設けます。

特にこの日は、台風による延期のため、平日開催。

お弁当ではなく、学校で用意された給食を頂くことになっています。

その際、1度体操服を脱ぎ、私服に着替えたようなのですが・・・。

何を思ったのか、興奮MAXのとらちゃん。

パンツ1枚で校舎内を走り出したそう_| ̄|○

3年生の教室は、突然の「露出魔」の登場で、クールダウンどころか、ヒートアップ。

大騒ぎになったのでした・・・。

今年も数々の課題を残しながら、何とか無事終わった運動会。

やっぱり当面の目標は、「テンションコントロール」だなぁと思いつつ、秋晴れの長い一日は終わりを迎えました^^;

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