発達障がいと習い事☆英会話編

小学校3年生のとらちゃんは広汎性発達障がいを持っています。

得意なことと不得意なことに驚くほど差があるのが、とらちゃんの一番の特長。

そんな発達障がい児・とらちゃんは、実は、「習い事マニア」。

少しでも空いた時間があれば、習い事に通いたがります。

ただ、もちろん、長く続いた習い事もあれば、すぐに止めてしまった習い事もあります。

その中でも、人生のほとんど全期間、続けている習い事が英会話

今回は、発達障がい児・とらちゃんの大好きな習い事、英会話について書いてみたいと思います。

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発達障がい児、初めての英会話

とらちゃんが正式に英会話に通い始めたのは、1歳2カ月頃のこと。

ちょうど当時住んでいた家の近くに、全国でチェーン展開する英会話教室がオープンしたのがきっかけでした。

実は、それまでから、とらちゃんは英語が大好き。

読み聞かせも英語の方が楽しそうでしたし、歌も英語の方がノリが良く、ケーブルテレビの英語番組を見れば、声を上げて笑っていました。

そのころ、とらちゃんはまだ日本語も話せません。

私たちの話す日本語の意味は全てわかっているのですが、特に自分からは言葉にしようとしない・・・という感じでした。

そして、これは、英語についても同じこと。

例えば、英語で

Please give me four blue balls.

と伝えると、1歳になる前から、青いビー玉を4つ持ってきてくれていました。

そんな中、たまたま近くに英会話教室ができたのも何かの縁かと思い、オープニングイベントに参加させてみると・・・

これが、もう、本当に楽しそう!

まさに水を得た魚のように、英語の歌にあわせて、キャッキャキャッキャと踊り回っています。

あまりにも嬉しそうな様子に、週に1回、親子一緒にレッスンを受けることに決めました。

いよいよ、最初の授業の日、初めて見る外国人の先生がやってきました。

カナダ人の男性で、背がとても高く、いかにも英会話の先生という感じの人。

他の子どもたちがビックリして泣き出したり、物怖じしたりする中、とらちゃんは、平然と私のもとを離れ先生の方に歩み寄ったかと思うと・・・。

先生の高~い鼻をひとつまみヽ(゚Д゚)

あまりのことに、先生はもちろん、子どもを慰めていた他のお母さんも、泣いていた子どもたちもポカーン(゜Д゜)

さすが空気を読めない発達障がい

既に1歳2カ月して、立派に(?)その特性をアピールしていました・・・。

発達障がい児と英会話

そんな衝撃的な英会話デビューから、まもなく7年半

英語の実力は・・・というと、まあ日常会話はこなせるという程度にまで成長しました。

英検でいうとお試しで受けてみた3級は合格、次は準2級をとばして、2級を受けようかな・・・というレベルです。

(とらちゃんの場合、趣味で(?)公文の英語も学習していますから、純粋に英会話だけの結果ではありませんが・・・。)

またまた、このように聞けば、

スゴい!天才!?

と自慢話のようになりますが、どうぞご安心ください・・・(ノД`)

それだけで終わらないのが、凸凹魔神・とらちゃん(T_T)

ここまでの7年半、決して平坦な道のりではありませんでした。

引越しまでの2年間通った大手の英会話教室のおかげか、ほぼ日本語と同時に英語を話し始めたとらちゃん。

でも、どうやらとらちゃんにとっては、英語と日本語は、どちらを選んで喋ってもいいものだと認識してしまったようで、幼稚園に入る前までは、何とも不思議な言語をしゃべり続けていました。

例えば、私を呼ぶのは決まって

mommy

ママでも、お母さんでもなく、幼稚園に入るまでは、ずっと「mommy!」と言い続けていました。

また、2語文、3語文が出てき始めると・・・

Tonight,お空にmoonがあるね~

というどこかのロック歌手か、はたまたお笑い芸人か・・・というような不思議な言葉を使い続けることになってしまったのです。

幼稚園は通常の日本語のところに通わせましたので、お友達との会話の中で、徐々に治ってきましたが、周りを気にしないという発達障がい児の特性とも相まって、なかなか先生やその他の大人に理解してもらうのが難しかったです。

これも考え方がわかれるところかもしれませんが、日本語が定着していない子ども、とりわけ発達障がいを持つ子どもに外国語を覚えさせると、ますます周りの理解が得られにくくなるのかな・・・と今振り返って実感しています。

ただ、今でも、パニックになっているときに、英語で話しかけると少し落ち着くので、それは良かったところかな・・・と思っています。

3歳の時に引越しをし、外国人の先生が経営している英会話教室に移りました。

はじめのうちは、順調に通い、先生方も

So smart!

とおっしゃっていたのですが、幼稚園年長さんの頃から、授業中、落ち着いて参加できなくなってしまいました。

当時、幼稚園では全く多動の傾向はなかったのですが、なぜか英会話教室でだけ走り回ってしまい、先生が止めようとしても全く言うことを聞かないそう。

今思えば、そこの英会話教室は年齢によるクラス編成だったため、年長さんぐらいから初めて英会話に取り組む子どもたちと同じカリキュラムを学ぶため、退屈に感じてしまっていたのかも・・・。

確かに、この頃、公文では、現在完了形などを学習していたのに、英会話ではアルファベットを習っていたのですから、とらちゃんにとっては苦行以外の何物でもなかったのかもしれません。

経営者の先生とも話し合いの機会を持ちましたが、別のクラスには入れていただけなかったので、また別の教室を探すことになりました。

何軒か面接や体験に行ったのですが、どこに行っても、「レベルが合わない」と断られてしまいます。

プライベートのレッスンも考えましたが、ちょうどこの頃から、家でSkypeの英語レッスンを受講していましたので、通学する方はお友達とワイワイやりたい、というのが本人の希望。

(またSkypeレッスンのことは別のところで記事にしますね☆)

それなら、みんなにあわせて大人しくしてよ・・・

と思うのですが、まあ、マイペースを貫くというのが、良くも悪くもとらちゃんの発達障がいの最大の特徴。

何とかその願いを叶えるため、住んでいる市はもちろん、隣接市の教室もくまなく問合せを続けました。

おそらく何軒かブラックリストに載りながら・・・_| ̄|○

そうして、やっと出会えたのが、1軒の個人経営の英会話教室!

そこが今も通っている英会話教室なのですが、幸い、経営者の先生がとても理解のある方で、とらちゃんは帰国子女でも、ネイティブキッズでもないのですが、バイリンガルクラスに参加させてくださいました。

こうして、何とか続けられている英会話。

ただ、経営者の先生が高齢で、最近、生徒も少なくなってきたため、

そろそろ教室を閉じようかな・・・

という声も聞こえだし・・・。

まだまだ前途多難なとらちゃんの「英会話」なのでした^^;

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