発達障がい児が震度6弱の大地震に巻き込まれたら・・・?地震翌日編

広汎性発達障がいを持つ我が家の長男とらちゃんは、小学校3年生。

先日、大阪北部地震に巻き込まれ、実家へと避難してきました。

地震直後は、まるで別人のように衝動性がおさまっていたとらちゃんでしたが、地震のニュースを見るうちにどんどんテンションがアップしてきました・・・。

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大地震翌日の発達障がい児の様子

翌日は、水道が復旧していないこともあり、学校は休校に。

そのまま実家で過ごすことになりました。

実家は震源地からは少し離れているとはいえ、震度3程度の余震が続きます。

そのたびに、訓練通りの「ダンゴムシ」の姿勢を取るとらちゃん。

このあたりは、発達障がいの特性が良い方に出ているのか、完全にパターン化してインプットされているようです。

「怖い」と口に出すことはあまりありませんが、それでも、余震が起こるたび、少しずつテンションが上がっていきます。

甥っ子や妹と遊んでいても、すぐにキーキー声を上げ、慣れているはずの妹ねこちゃんにも、怖がられてしまう始末^^;

やはり、とらちゃんのテンションに違和感を覚えているのは、大人だけではないようです・・・。

地震時、独りで食器の砕け散るリビング・ダイニングにいたねこちゃんは、単独で行動するのを嫌がるようになりました。

実家は1階にしかトイレがないのですが、「ついてきて!」と頼みます。

地震の際、おじいちゃんと一緒に通学途中だった小学2年生の甥っ子も、独りでいることを極端に避けようとしている様子。

そんな中、とらちゃんは、独りでいることに関しては、特に抵抗なくいつも通り振る舞っています。

逆に、テンションの高さに任せて、物が倒れてきそうな場所へ近づいて行ってしまうため、「気をつけて!」と注意しなければならないほどでした。

後から、精神科の先生に聞いた話によると、とらちゃんのようにテンションが上がるのも、ねこちゃんや甥っ子のように不安感が強くなるのも、震災後の子どもたちによくある現象のよう。

この状態は、6月18日から1カ月経った夏休みの初め頃まで、ずっと続くことになりました。

【非常時の教訓】

発達障がいの有無に関係なく、子どもは被災後、テンションがおかしくなる。

夕方頃になって、学校から連絡メールが届きました。

翌日(すなわち地震発生の翌々日)から、給食なしで午前中だけの短縮授業を始めるとのことです。

何とか自宅のある地域は水が出るようになったようですが、濁っているとのこと。

でも、我が家の一番の懸念事項は、とらちゃんのトイレ問題。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)

たとえ飲料には向かなくても、とりあえずトイレが流せれば、自宅で過ごすことができます。

学校が始まることもあり、少し不安ですが、自宅へと戻ることに決めました。

ペットボトルは、地震前から準備していたため、自宅に水2リットル×12本アクエリアス2リットル×6本ほどありますが、お米を洗ったり調理したりするために、実家から水をもらって帰ることにします。

近くのホームセンターにポリタンクを買いに行くと、20リットルは売り切れでしたが、10リットル用を2つ買うことができました。

【非常時の教訓】

ポリタンクも準備しておく!

浄水を満杯に入れたポリタンクを車に積み込み、車で帰路につきます。

昨日、夕方に移動して、交通渋滞に巻き込まれてしまったので、夕飯を頂き、お風呂に入った後、夜20時を過ぎてから移動することに。

いつもよりは幾分混んでいましたが、30分の道のりを45分ほどで戻ることができました。

帰り道、いつも給油するガソリンスタンドの横を通りかかりました。

「地震当日、まだ車が渋滞に巻き込まれる前にガソリンを満タンにしておいたから、渋滞の最中も焦ることなく過ごすことができた・・・!」

そのことを思い出し、まだ半分以上残っていましたが、念のため、給油しておくことにしました。

【非常時の教訓】

普段から、車のガソリンの残量に注意を払っておこう!

家に着き、子どもたちを安全な寝室へと連れて行きます。

一日ぶりの我が家に、なぜかテンションマックスのとらちゃん^^;

何とかベッドに転がらせ、ねこちゃんと3人、川の字になって寝かせ付けます。

一日中、興奮気味だったとらちゃんは、よっぽど疲れていたのか、すぐに眠りにつきました。

逆に、ねこちゃんは不安で寝られないようだったので、まだ幼稚園は明日も休園ということもあり、気分を変えるため、勉強部屋の片付けを付き合ってもらうこと。

机の周りの教科書や本は、余震でまた少し床に落ちてしまっていました。

1時間ほど整理しているとねこちゃんにも睡魔が襲ってきたよう。

また大きな余震が来てもいけませんから、そのタイミングで私も一緒に眠りにつくことに決めました。

夜中過ぎ、物音に気づいて目を覚ますと、横にはベッドに座るとらちゃんの姿が。

「どうしたの?」

と聞くと、

「怖い夢を見た・・・。」

と答えます。

具体的にどんな夢を見たのかは覚えていないものの、何か怖かったことだけは記憶に残っているようです。

抱っこして、もう一度寝かせ付けますが、また朝方になって

「怖い夢を見た・・・。」

と起き上がっていました。

実はこの日から、とらちゃんは、夏休みの中ば頃まで、たっぷり1ヵ月半ほど、毎日悪夢にうなされることになるのです。

そして、それに付き合わされて起こされる、私、とらねこママも寝不足に悩むことになるのでした(>_<)

【非常時の教訓】

子どもは悪夢にうなされることも。

泣いて起こされる大人も寝不足になるため、寝られるときは早めに就寝を!

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